
「着物は楽で、美しい」をこれからも。2026年 新年のご挨拶
2026年01月11日 09:00
明けましておめでとうございます。
桐ひらくの石井庸子です。
皆様におかれましては、清々しい初春をお迎えのことと存じます。
旧年中の感謝を込めまして、昨年の振り返りと、本年の抱負を少し綴らせていただきます。
【着物レンタル】着物コレクションが輝いた年
昨年は、長年私が大切に守り続けてきた着物たちを、レンタルを通じて多くの方に知っていただく機会に恵まれました。
コレクションをまとめたアルバムを新たに作成し、美容室「レイブランカ」でご覧いただけるようにいたしました。
ページをめくりながら、「こんな着物があるのね」と皆様が関心を寄せてくださった時間は、
私にとっても大変嬉しいひとときでした。
また、思いがけない素敵なご縁もございました。
七五三のお客様で、お子様だけお着物を着るご予定でしたが、急遽「お母様も着物を着ます」と連絡があり、
私の手元にある着物をお召しいただいたことがありました。
長年大切にしてきた着物が、ご家族の記念日を彩る。
そのお姿を拝見し、着物自身も喜んでいるように感じられてとても嬉しかったです。
【着付け】「苦しくない、動きやすい」というお言葉に支えられて
着付けにおいても、多くの学びと喜びがございました。
普段あまり着物を着られない方や、過去の経験から「着物は苦しくてきつい」というイメージをお持ちの方に、
お支度をさせていただく機会にも多く恵まれました。
そうした方々から、
「思ったよりもずっと動きやすかった」
「お手洗いに行っても着崩れせず、一日安心して過ごせました」
といった安堵のお言葉をいただけたことは、着付け師として大きな励みになっています。
お食事を美味しくいただけるか、立ったり座ったりがスムーズか。
細やかな所作まで計算に入れた「楽な着付け」を心がけてきたことが、皆様の笑顔に繋がったのなら、
これほど幸せなことはございません。
【着付け教室】着物ブームの今、深まる学び
着付け教室につきましても、充実した一年となりました。
私の教室では、十把一絡げではなく、一人ひとりの体型や年齢に合わせた着付けをお伝えしています。
生徒様がワンランク上の着こなしへとスムーズに進まれ、
「とてもお洒落で褒められました」と喜んでくださる姿が印象的でした。
今は着物ブームと言われますが、だからこそ表面的な流行だけでなく、着物の原点や歴史を知っていただきたい。
基礎をしっかり整えた上で、今の時代に合わせて進化させることで、
ご自分だけの魅力的な和装姿をつくり上げていただけたのではないかと感じております。
2026年、日本の美しさをより深く
本年は、私の着付け師としての原点であり、
最も得意とする「和装の花嫁様のお支度」「アニバーサリーを和装で写真撮り」に、
より一層心を注いでまいりたいと思っております。
昨年末にも、結婚式の前撮りにて花嫁様のお支度をさせていただく機会がございました。
かつらを使わず、花嫁様ご自身の髪で結い上げる地毛結いの日本髪は、
私が長年こだわり続けてきた技術であり、自信を持ってお届けできるものです。
白無垢や色打掛をまとい、ご自身の髪で結った日本髪の花嫁様は、言葉に尽くせないほどの輝きがございます。
あのような幸せな瞬間に立ち会い、人生の節目となる大切な記念日を、
「本物の装い」で彩るお手伝いができること。これこそが、私の仕事の喜びの極みです。
本年も、着物を通じて皆様の人生の美しい瞬間に寄り添えますよう、精進してまいります。
皆様にとりまして、幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
桐ひらく主宰 石井庸子